バルコニーの種類とメリット・デメリットを詳しく解説

バルコニーの種類とメリット・デメリットを詳しく解説

今回の記事ではバルコニーの種類とバルコニーのメリットデメリットについて解説します。

バルコニーの主な種類

バルコニーにも複数の種類があります。

それぞれ詳しく解説します。

【種類1】ルーフバルコニー

平らなスペースで、建物の屋上や屋根に当たる部分に設置されます。

ルーフバルコニーは通常のバルコニーより広いです。

例えば、一戸建てでも面積を広めに取ったルーフバルコニーを設けることがあります。

【種類2】インナーバルコニー

インナーバルコニーは雨の日でも洗濯物干し場として活躍します。

なぜなら、インナーバルコニーは建物の内側に入り込んで設置されているからです。

例えば、プライベート感や室内との一体感も楽しめます。

そのため、プライバシーを重視する都市部の一戸建てで人気の仕様です。

【種類3】回りバルコニー

住戸を取り囲む形に配されたバルコニーです。

住宅をL字に取り囲む形に配されています。

回りバルコニーを設置すると家全体の開放感がアップします。

なぜなら、他の部屋やキッチン、リビングなどがバルコニーに面するからです。

【種類4】サービスバルコニー

エアコン室外機の設置スペースや、一時的なゴミ置き場などの用途で設けられます。

理由は、奥行きが1m以下程度だからです。

そのため、室外にスペースが欲しい方は検討しましょう。

【種類5】スカイバルコニー

ルーフバルコニーとほぼ同じ意味です。

屋上テラス(一戸建ての屋上に設けたスペース)をスカイバルコニーとする場合もあります。

使用例は、洗濯物を干す、子供のプール遊び、BBQなどです。

次に、バルコニーのメリットについて解説します。

バルコニーのメリット

バルコニーには様々なメリットがあります。

ここでは主なメリットをいくつか紹介します。

【メリット1】日当たりがいい

バルコニーの日当たりを活用しましょう。

洗濯物や布団を干すことが出来、日光浴も楽しめます。

日当たりがいいと、例えば、乾燥野菜を作ることもできます。

【メリット2】ガーデニングなどを楽しめる

バルコニーは庭の代わりになります。

理由は、バルコニーはリビングと繋がっており、直接移動できる場合がほとんどだからです。

例えば、沢山のお花を配置すれば、花壇を作れます。

プランターを用意すれば、簡単な家庭菜園ができます。

ただし、ガーデニングでは多くの水を使用するため、バルコニーを設ける場合は水栓設備の設置がオススメです。

【メリット3】収納スペースとして使える

戸建てでは、バルコニーに物置を設けて収納スペースとして利用できます。

例えばガーデニングで使う、鉢・プランター、鉢底網、土入れ用道具、ハンドスコップ、水やり道具などです。

玄関に置いておくと邪魔になるものを収納できます。

ただし、マンションの場合は避難通路を確保しなければならないので、注意が必要です。

湿気や埃の影響があることにも注意しましょう。

【メリット4】セカンドリビングとして活用できる

具体的には、晴れた日にテーブルやチェアを置いてティータイムや読書を楽しむことができます。

日差しが強すぎる時期は、パラソルを設置するのもオススメです。

次に、バルコニーのデメリットについて解説します。

バルコニーのデメリット

バルコニーにはいくつかデメリットも存在します。

ここではそのデメリットについて、いくつか解説します。

【デメリット1】ベランダよりも風雨などによる劣化が早い

ベランダは屋根やひさしによって風雨を防げています。しかし、バルコニーは全面が風雨に晒されます。

バルコニーは直射日光によって、ベランダよりも劣化が早い可能性があるので、必要に応じて外部点検などを受けましょう。

【デメリット2】掃除やメンテナンスが必要

バルコニーの排水溝や排水口に泥などが詰まってしまうと、大雨の時に水が溜まります。

室内に雨水が浸水することもあるので、定期的な清掃を心がけましょう。

また通常バルコニーの床材は防水仕様になっていますが、経年劣化により防水シートが破損すると雨漏りの原因となります。

バルコニーの雨漏りは階下に影響しますので、10年を超えたらメンテナンスを検討しましょう。

【デメリット3】目隠しが必要になる場合がある

バルコニーには目隠しが必要になる場合があります。

なぜなら、バルコニーは開放感が魅力的ですが、隣地との位置関係などによってはプライバシーが気になるからです。

例えば、隣地から見ると、自分のバルコニーに置いてある物が全て丸見えなこともあります。

バルコニーの設置を検討する場合は、隣からの視線も考えて計画しましょう。

次にバルコニーを作る場合の注意点と相場について解説します。

バルコニーを作る場合の注意点・相場

バルコニーを作る場合、条件によっては面積の一部が建ぺい率に含まれます。

建ぺい率とは、建築敷地面積に対する建築面積の割合のことです。

建ぺい率を設定する理由は、敷地内に一定の空地を設け、建築物の採光、通風を確保するとともに、万が一の火災の時に延焼しにくいようするためです。

リフォームによってバルコニーを後付けする場合、施工方法によっては建築確認申請が必要になるので注意しましょう。

工務店や建築士に建築確認申請を依頼する場合の相場は15~30万円、建築確認申請には1~2週間かかります。

新築またはリフォームでバルコニーを作る際に注意すべき点や施工費の相場はそれぞれ異なります。

【注意点1】新築でバルコニーを作る場合

バルコニーは奥行きがある方が、空間としての利用価値が大きいです。

しかし、外壁やそれに代わる柱の中心線から1mを超える部分については建ぺい率に算入しなければならないため、建物におけるバルコニーの割合を考えなければなりません。

またバルコニーの床が防水使用の場合、築10年以降メンテナンスが必要になりますが、面積が広ければその分改修費もかかります。

バルコニーの奥行きや広さについては、建ぺい率や将来的なメンテナンス費用を検討した上で、考えるのが良いでしょう。

新築時にバルコニーを設置する場合の施工費はハウスメーカーや、工務店の仕様によって異なります。100万円前後を想定しましょう。

【注意点2】リフォームでバルコニーを作る場合

リフォームでバルコニーを後付けする場合、施工方法によっては自治体などに建築確認申請が必須な場合があります。

既存の外壁に金具を取り付けてバルコニーに設置する場合で、奥行きが1m以下であれば建ぺい率に含まれないので、問題になることはないでしょう。

柱をたててバルコニーを設置する場合は、その面積が建ぺい率に含まれることになります。

お住まいの地域が防火地域や準防火地域でなければ、10m2までは建築確認申請は不要です。

ただし、既存の建物とバルコニーの面積を合計した数字が、地域によって定められた建ぺい率を超える場合はバルコニーを増設できません。

バルコニーの種類とメリット・デメリットのまとめ

バルコニーの種類とメリット・デメリットのまとめ

本記事ではバルコニーの種類とバルコニーのメリット・デメリットについて解説しました。

バルコニーは、日当たりが良く、ガーデニングや収納スペースとして活用でき、セカンドリビングとしても利用可能です。

しかし、ベランダよりも雨風にさらされるため劣化が早く、定期的な掃除やメンテナンスや、プライバシーを守るために目隠しが必要になることもあります。

バルコニーの設置には建築確認申請が必要な場合もあり、施工費用は新築やリフォームによって異なることを解説しました。

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