こんにちは。栃木ハウスの岡村です。
最近、お客様から庭やリビングにいる時にご近所から見えないようにしたい、
というご要望をよく受けます。
特に平屋の場合などは外壁と同じ素材で塀を造り囲みたいというもの。
もちろん周辺環境がどうなのか、ということが何よりも大事になりますので、
この様なご要望をいただいた際はプランの前に念入りに現地で確認をします。
お隣さんの建物の向き、窓の位置、高さなどのチェックが肝要となります。
土地の環境さえ許せば平屋というのはとても素晴らしい選択だと思います。
将来的にお歳を召した場合に選択してよかった、と思うと思います。
主題である【視線の切り方】についてに戻ります。
実際の所、平屋の計画でお隣に2階建て、3階建てがある場合などは庭にいる際の
視線を完全に切ることは建物の向きなどを工夫しないと難しい、となります。
悩ましいですが、建物の向きにプラスして植栽などで視線を切るのも一つの手段です。
室内からの雰囲気もがらりと変わるので個人的には好きな考え方です。
しかし、建物の向きで視線を切ることにとらわれ過ぎて快適さや暮らしやすさを犠牲にしては
元も子もありません。慎重な設定が必要だと思います。
また、2階建ての場合。
庭については変わらない考え方になりますが、リビングにいる時と考えると2階建てにしか
出来ないメリットもあります。
一般的には1階にリビングや水回り、2階に各居室というのが定番かつ使いやすい、となる所ですが、これを逆にして2階リビング、1階に居室を置くという方法です。
弊社の展示場ですと足利展示場がこれに当たります.
2階リビングのおすすめとしては、眺望の良い土地や周辺環境などの場合はカーテンなど閉めずに絵画のように切り取られた風景をリビングから眺めることが出来ます。
また、前面道路が交通や人通りが多い街中の場合などは
1階にリビングを置いて折角のお休みで家に居るのに
カーテンを開けられないという環境の場合もおすすめです.
2階リビングにすることで視線を切るプランも作りやすく、
夜は前面道路の交通、人通りも当然減るため、
実は静かな空間にすることが可能だったりもします。
デメリットがあるとすれば買ってきたものなどを2階へ上げたりする労力でしょうか。
完全に視線を切ろうとするとロの字型にするなどまた違ったアプローチもありますが、
排水計画などまた別の所をしっかりとしていかなければいけないですね。
色々と書きましたがどの土地にも当てはまるものでもなければ、どのご家庭にも当てはまるものでもありません。
どのようなご家族構成で、どのような生活スタイルで、何より周辺環境がどうか。
その辺りを複合的に考え、取捨選択を繰り返しながら家づくりの精度を上げていくことが
「満足した家づくり」につながってくるのではないかと私は考えます。
【周囲の視線を気にせず暮らしたい】というご要望はとても素晴らしいものだと思います。
ぜひ弊社足利展示場にご来場いただき、視線を切るということの1例を体感していただくと
家づくりの一助になると思います。
スタッフ一同 お待ち申し上げております。
栃木ハウス 岡村
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